128回目の生誕記念日に寄せて- 2024年11月12日

桜はこびやった牧野さん 尾崎一雄 (1977年談話再録)

 11月、小田原文学研究会石井会長より、「小田原文話会報」第2号をいただきました。

牧野信一生誕記念日(11月12日)にちなみ、この冊子に掲載された尾崎一雄氏の談話を再録いたします。

88回目のマキノ忌に寄せて- 2024年3月31日

牧野信一『バラルダ物語』に描かれた山北の「お峰入り」(前篇) 編集人

 牧野信一中期の傑作短編『バラルダ物語』のイメージの源泉となった、山北町の「お峰入り」が2022年、「風流踊」として41件の民俗芸能とともにユネスコ無形文化遺産に登録されました。それを記念し、2023年10月8日に山北町川村小学校グラウンドで公演が開催されました。

これを機にこれまで研究者が触れてこなかったマキノと山北地域との交流について、考察してみたいと思います。

『没後40年朝井閑右衛門展』に寄せて- 2023年8月7日

牧野信一と朝井閑右衛門、そして  MAY

 牧野信一の遺稿の一つに「或るハイカーの記」という小品があり、その一節は下記のようである。
『…わたしは湘南電車(品川発)を浦賀の一つ手前の馬堀海岸で降り、先ず観音崎の一周を試みようと思い立ったのである…』
 今日まさにその「ハイカーの経路」に横須賀美術館があり、小田原時代に親しく関わった朝井閑右衛門氏の充実した回顧展が開催されたのです。 

6月、美術館をともに訪ねたMAYさんにエッセイを寄せていただきました。

マキノ生誕記念日に寄せて- 2022年11月12日

牧野家とアメリカの不思議なご縁  牧野英里

本年4月に「西さがみ文化フォーラム」で講演いただいた牧野信一実弟の牧野英二氏長女英里さんより、信一・英二兄弟の実父久雄の渡米にとどまることのない、牧野家と「アメリカ」との関係について語りかけていただきました。
 

※編集人より。文中に「シャーリーテンプル」という女性が登場します。皆さまはこの女性をご存じでしょうか? 

マキノ生誕記念日に寄せて- 2021年11月12日

牧野信一の小田原の家と牧野信一像  MAY

小田原町新玉2丁目400番地(現在の小田原市栄町4丁目)にあった牧野信一の家、そして信一の死後もその家に置かれ親族の子供たちのマスコットとなっていた「牧野信一像」(牧雅雄作)。牧野信一の住んだ家の姿が一枚のスケッチを介して鮮やかによみがえる好エッセイを寄せていただきました。

マキノ忌に寄せて- 2021年5月8日

「公園へ行く道」に登場する叔母さん  脇田敬子

本年3月24日の墓参に同行していただいた脇田様より、人文書院版「牧野信一全集」第一巻の先頭を飾る作品「公園に行く道」についてエッセイをいただきました。

マキノ生誕記念日に寄せて- 2020年11月12日

牧野家の伝記的事実と伝え聞く真実  MAY

この一年の間に牧野信一氏の甥(実弟英二氏子息)にあたる牧野定雄氏、牧野英晴氏があいついで他界されました。親族のMAY様より、お二人をはじめ牧野家一族の系譜への思いを込めた文章をいただきました。定雄様、英晴様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

新コロナの夏に- 2020年8月24日

石井富之助著・石井敬士編集・校訂 「小田原叢談」刊行に寄せて   小泉 政治(こいずみ まさじ)

だるま・けんやき・むかでだこ  石井富之助

本年3月25日(牧野信一命日3月24日の翌日にあたる)石井富之助著・石井敬士編集・校訂 「小田原叢談」が夢工房より刊行されました。それを記念して石井敬士氏の講演会が「西さがみ文化フォーラム」で予定されましたが、新コロナウイルス感染拡大の影響で2度の延期を強いられました。小田原の名図書館長によるこの著作を紹介する意味で、フォーラム事務局長小泉氏が神静民報に寄せたエッセイと、石井富之助著「小田原叢談」から滋味豊かな一節を掲載いたします。

マキノ生誕記念日に寄せて- 2019年11月12日

牧野信一と小田原  柳沢孝子(やなぎさわ たかこ)

牧野信一氏の生誕記念日にあたる11月12日に現在「復活に向け鋭意療養中」の柳沢孝子氏より、エッセイを寄せていただきました。編集人の怠慢で掲載が2020年になった事をお詫び申し上げます。

マキノ忌に寄せて- 2019年3月24日

私と牧野信一との出会い  中田晃平(なかた こうへい)

生前の牧野信一を知るものと今後  MAY         

全集第三巻-“マキノオブジェ“探検隊発足に向けて-
  『続・西部劇通信』編集人

本年より、牧野信一氏の命日にあたる3月24日と、生誕記念日にあたる11月12日の年2回、牧野信一の作品、作家などについてエッセイを掲載いたします。編集人から執筆をお願いすることもございますが、それとは別個に、自由に原稿をお寄せいただければ幸いです。(採用原稿については薄謝あり。詳細は近日本ページでお知らせいたします。)