1896年(明治29)

マキノ君小田原で生まれる

1897年(明治30)

父アメリカへ渡る

1898~1902年(明治31~35)

祖父母に愛されて育った幼年時代

1903年(明治36)

マキノ君尋常小学校に入学。英語・オルガンを習う？

1904年(明治37)

日露開戦に騒然とするなか、流行した幻燈に心を奪われる

1905年(明治38)

日露終戦の年、祖父倒れ父帰る

1907年(明治40)

1909年(明治42)

マキノ君現在の小田原高等学校に入学。ラッパの名手となる

1914年(大正3)

マキノ君早稲田大学高等予科に入学し、東京に現わる

1916年(大正5)

文学にめざめ、読みあさる日々

1919年(大正8)

同人誌「十三人」に載せた作品が島崎藤村にほめられる

1920年(大正9)

人生のパートナー鈴木せつと出会う

1921年(大正10)

せつといっしょに小田原へ戻る

1922年(大正11)

長男英雄誕生、マキノ君父となる

1923年(大正12)

マキノ君大震災に遭遇。被災後「随筆」の編集者として上京。

1924年(大正13)

父の死の年、「父を売る子」などを書き作家としての自覚高まる

1925年(大正14)

「中央公論」「新潮」「文藝春秋」に次々と作品を発表

1926年(大正15/昭和元)

阿佐ヶ谷に居を移し、にぎやかな生活をおくる

1927年(昭和2)

マキノ君衰弱し、再び小田原に舞い戻る

1928年(昭和3)

プラトン、セルバンテス、ゲーテ、スウィフト…古今の書物を読破す

1929年(昭和4)

小田原の自然、人士に囲まれ「共和生活」を展開

1930年(昭和5)

「吊籠と月光と」「西部劇通信」などを発表し、意気揚々と東京へ

1931年(昭和6)

マキノ君「文科」大革命の首謀者となる

1932年(昭和7)

「文科」休刊。痛飲の日々の裏で何があったのか？

1933年(昭和8)

水戸、足柄に遊び名作「天狗洞食客記」「夜見の巻」を発表

1934年(昭和9)

マキノ君、三たび小田原に戻り沈潜生活

1935年(昭和10)

放浪の日々のなかで、５年越しの悲願「ユリイカ」の翻訳を出版

1936年(昭和11)

ああ三月二四日、たそがれ時、マキノ君首をつる