2005年3月17日、「牧野信一の文学」を昨年上梓された近田茂芳氏が逝去されました。慎んで哀悼の意を表します。

牧野信一の文学に表れる諸相を、独特な視点で精緻に探索・集成した近田茂芳氏の著書『牧野信一の文学-その「人と作品」の資料的考察』(上・下2巻セット、10,500円)が刊行された。発売元は小田原ライブラリーシリーズを始め、西湘地方で活発な出版活動を行っている夢工房。著者の近田氏は小田原の地方紙の記者・編集長として活躍するとともに小説集『白い風景』のある著作家でもある。  小田原では本著作の出版を祝して、『牧野信一の文学』出版を祝う会が下記のように開催される。

近田茂芳さん(三鷹文鳥舎の牧野信一作品朗読会で)

在りし日の近田茂芳さん(三鷹文鳥舎の牧野信一作品朗読会で)

『牧野信一の文学』出版を祝う会

日時:2004年11月7日(日)午後3時~ 場所:アジアセンターODAWARA(小田原市城山4-14-1。0465-22-6131) 主催:牧野信一の出版を祝う会(代表:井上和夫氏。事務局:小田原市栄町1-4-5八小堂書店内)

本書の魅力的な内容を紹介するうえで、神静民報2004年8月21日版に掲載された特集記事を許諾を得て、転載させていただく。

 神静民報2004年8月21日「神静文芸」欄より