創建以来各時代を通じて脈々と続く総本山醍醐寺の史料伝承、文化財保護の流れ。「文化財統合管理システム」は、それを継承し、世界文化遺産指定寺院の姿を未来に伝えていくため、長期的に計画・整備されているシステムです。
現在までに5次に渉る開発を行い、すでに10万点に迫る史料情報を蓄積し、さらに全史料と史料画像を登録中です。2013年にはそのうち69,378点が「醍醐寺文書聖教」として「国宝」に指定されました。本システムは醍醐寺文化財管理担当者および醍醐寺文化財研究所を構成する大学の研究者との合議・評価を経てそのニーズを適確に機能として実現しています。
2013年: | 「醍醐寺文書聖教」1函~558函が重要文化財より一括して国宝指定 |
2016年: | 真言律宗別格本山称名寺に伝来し神奈川県立金沢文庫が管理する総計2万点余りにおよぶ「称名寺聖教・金沢文庫文書」が一括して国宝に指定 |
2017年: | 真言宗御室派総本山仁和寺「密要鈔(みつようしょう)」604点、有形文化財より重要文化財に指定 |
総本山醍醐寺様、総本山仁和寺様、東大寺文化センター図書館様、日本女子大学史学研究科様、文化庁美術学芸課様、神奈川県立金沢文庫様、東京大学史料編纂所様、京都大学工学部建築研究科様
本システムは、調査者の調書のデジタル化から、指定用目録生成までをワンストップでサポートいたします。
文化財統合管理システムで蓄積した文字情報・画像情報をすばやく多方面に活用するため、「統合検索パッケージ」を用意しております。
本パッケージを利用することで、データベース構築と並行してインターネット上のWebサイ
トでの公開、館内ネットワーク内での公開利用、担当者によるEXCEL・PDF出力など、短期
間に「データベースのフル活用」を実現できます。
画像と文字情報を結合する「部分画像」機能などにより、先進的な研究・情報活用が可能です。
醍醐寺で培ってきた本処理システムのノウハウを基盤として、所蔵者が「文化財の保存・管理と活用」を実現できるシステム、および大学・研究者が「学術研究・文化財教育」のために活用できるシステムとして平成17年より販売を開始し、様々なユーザー様で稼働しております。
PC1台で調書からデータベース登録、目録生成まで の作業をサポート可能なシステムです。
■OS:Windows 7/8/10※ (Windows10※検証中)
■データベース:Microsoft Jet4.0以上
■EXCEL分散入力ツール(オプション)により、すばやくデータベースを構築
■重要文化財目録を自動編成
■史料情報と画像情報を効率的に連係
価格:600,000円~
(詳細はお問い合わせください)
データベースに信頼性の高いOracleを採用したサー バー・クライアント型システムです。
■OS
サーバー:Linux、WindowsServer2008R2など
端末PC :Windows 7/8/10※
(Windows10※検証中)
価格:2,000,000円~
(詳細はお問い合わせください)
サーバー構成例※
Cent-OS6(64bit)、MySQLデータベース、TOMCAT(8.5.13)、APACHE(Ver.2.4.20)
などが動作条件です。
コネクトが提供する「bunkazai.info」ドメイン上
のサーバーも利用いただけます。
対応ブラウザ:IE9/10/11、Google CHROMEなど
価格:480,000円~
(詳細はお問い合わせください)
開発・販売元:コネクト株式会社
〒182-0024 東京都調布市布田1-26-12-316
TEL . 042-440-7772 FAX . 042-440-7773
E-mail:office@connec.co.jp